
「PRって結局商品の宣伝でしょ」
「ニュースから逆算してプレスリリースを書こうとは聞くけど、自社に特長が無い…」
「広報の必要性は感じるが、緊急ではない」
このようなお悩みで、なかなか手を付けられない経営者様や広報の方も多いかと存じます。
だからこそ、スリーグッドを見つけてくださった方へ、PR支援事例をお客様との対談にてお見せします。
今回の対談場所で、京町家を舞台に選んだワケは…
現在、月30~40件の営業代行を担当しているスリーグッドは、元々地元・京都で民泊事業をしていました。
成功の確信は束の間、無情にもコロナ禍により、会社の存続を賭けて営業代行に事業転換▷今に至ります。
京町家での民泊事業の経営は大変な想いをしましたが、営業代行に至って今のお客様達に出会えたので
スリーグッドにとって大切な歴史です。また、京都が本社だからこそ静岡から来てくださった
交通安全・防犯PR用品を企画販売する株式会社フシミの代表取締役・伏見様に京都を
満喫していただくべく、スリーグッドの歴史を彷彿させる京町屋にて対談スタートです!
子供の頃から親友の父の影響で「起業する」と決めていた田中。
新卒で「魚が好き」という理由で海産物の卸会社に就職して営業に従事し、営業代行会社への転職など様々な営業を経験して2014年に夢の独立。最初は代理店事業から始まり、地元・京都の町家での民泊事業で成功を確信。
ところが、無情にもコロナ禍で売上の9割を失い、絶望の淵に立ちながらも「営業ならできる」とスリーグッドの存続を賭けて営業代行に事業転換!最初は時給1,500円でテレアポを開始し、ここぞという場面で絶対に外さず、今や沢山の案件に恵まれ、日々クライアントの営業成功のために奮闘中。
営業現場で培った提案力とアプローチ力をPRにも活かしております。
株式会社スリーグッド
代表取締役社長 田中祐貴

株式会社フシミ
代表取締役社長 伏見充史 様

静岡県静岡市清水区に本社を構える交通安全・防犯PR用品の企画販売会社の株式会社フシミの2代目アトツギ社長。
3Dのおばけの目玉を使った万引き防止シールや脳トレ特殊詐欺防止を学ぶクロスワードパズルの開発など楽しく身近な雰囲気を演出しつつも、「愛する家族を守る」「事件・事故の無い安全な社会をつくる」想いを遂行する社会創りに日々、奮闘中。
ある日、高校生からのテレアポに対応したことで、高校の文化祭で販売する交通安全キーホルダーのコラボ製作実現に向けていることがニュースになるとは思わず、田中の提案によりPRの真髄を知ることに…。
自分でPRをやるより10倍効果が高いPR支援

伏見さん:スリーグッドさんへのPR支援は自社でやるより10倍効果があると依頼をしてみて感じました。
「プレスリリース配信に関する作業をします」などのDMが来ていたのでPR支援の存在を知ってはいましたけど、興味は薄かったんです。
プレスリリース配信サイトに関しても、営業を受けたこともあるのでその時に「取材が来ることもある」と紹介されて、価格などを聞いたことはありました。商品のPRをプレスリリース配信サイトで出してみたことはありますが、それを出したからといって変化は無かったですね。それに、ノウハウもなく自分でプレスリリースをただ書くだけって違和感があったんですよ。
田中:「フシミさんならPRをやったら成功する」と思ったのは行政と関わりがある会社で、過去の報道履歴を調べてリフレクター(交通安全キーホルダー)はメディアと相性がいいと見受けられたからです。社会貢献をされている会社さんですから、記者さんがきっと取材すべきだ、取材したい内容だと使命感を持つと思ったんです。結果的には6社の取材が決定しましたのでヨミが当たっていました。
伏見さん:嬉しいです。メディアからの視点って意識していなかったですし、そもそも気付いていませんでした。商品をアピールしないとって思っていたんです。
田中さんからのPR提案で「自社にそういう強みがあるのか」と気付けたんですよ。長所を客観的に訴えた方がいいんだと知りましたね。
「きっとメディアさんに興味を持ってもらえます」という田中さんの力強いお言葉を聞いて、お任せしようと思いました。
田中:PR部門を立ち上げたばかりのスリーグッドのPR支援の提案を受けてくださり、本当にありがとうございます。
伏見さん:不安に思うことなく、自然に提案を受け入れられました。ノウハウがないPRをただ自力でやることに懐疑的になっていた中、「どういう形で打ち出していきましょうか」と入ってきていただけたので「是非、お願いします!」という感じでしたね。実際に思っていた以上に労力もかからなかったですし。
田中:プレスリリースを出すのは着手後3日くらいで出来ましたよね。

伏見さん:文章もすごく上手だったんですよ。弊社の事業は特殊なので説明も難しいですし。
ただ、事業説明をしていざお任せすると綺麗に書けているプレスリリースが仕上がりました。気になるところがなかったんですよね。
どんどん決まる取材、報道の連鎖!地元メディアの影響をダイレクトに感じた
伏見さん:PR支援に不安は無かったものの、ラジオ・テレビ・新聞と取材が6社も決まったので、スケジュール調整の方が焦りました(笑)
過去に知らない間に取り上げられていたことがありましたが、その時はこんな会社がありますという紹介だったんです。今回はインタビューでしたので、最初は話すことに緊張しました。
まぁ、取材を重ねるにつれて最後の方はスムーズな説明になりましたけどね(笑)
田中:喋るの、報道の回数が進むごとにめっちゃ上手になっていましたよね(笑)
お客さんが出演している番組は気になっちゃうからなるべくリアルタイムで聞いていました。すごく面白かったです。


伏見さん:めっちゃ喋ってるやん俺ってね(笑)
ラジオがそこまで聞かれるイメージって無かったんですけど、「朝のラジオ聞いたよ」って沢山声を掛けて頂きました。通勤の時間帯だったからかな?意外とラジオを聞いている人って多いんだなと思いましたね。全然知らない人から知人まで幅広くいましたね。
田中:朝のラジオを聞いていたってことは、車通勤の人が多いんですかね?
伏見さん:車通勤の人だと思います!(静岡は)車通勤の人が多いんですよ。
面白かったのは、弊社の会長がラジオ出演を知らなかったことです。まさに知り合い伝いから私がラジオに出ていることを聞きつけたそうで「ラジオに出てるの?」って言われました(笑)
田中:メディアからの広がりを体感されたんですね!地域のラジオに出たからと、劇的に売上や知名度、採用力が上がるわけではありませんが、人づてに広まることで、点と点が線になる形で地域のメディア出演には意味があります。
メディアさんや記者さんは常に情報を探しています。その情報収集で地域メディアなどで地道に検索をされたり、SNSでリサーチされているからこそ、テレビやラジオなどに出続けることが大事なんです。PRって1回出演して終わりではない、継続的なものなんですよね。
伏見さん:地元メディアで見かける会社にはそういう理由が…自らの発信が大事なんですね!

田中:広告との違いは自分達からの発信自体にお金がかからないことです。つまり、広告のように広告料を払えば必ず掲載されるわけではないからこそ、世に発信すべきものが第三者目線で選ばれるから信頼度が高いんですよね。
いざ始まったPR
「そのネタ!最高です!」気付きもしなかった自社の強み

田中:高校の文化祭でフシミ様の交通安全キーホルダーを販売する取り組みが始まり、これを通じてPR活動の支援がスタートしました。
「高校のなら行けるかも」と思い出してくださったのがキーポイントでした。
交通安全キーホルダーとの相性が良さげなキックボードの企業さんとイベントできないですか?などをヒアリングして、さらに展開して「どういった形でやりますか?」と伏見様に問題提起をしたところから話が加速しました。
学校などの教育機関はまさに、メディアさんにとって最も興味がある分野です。
高校の文化祭×2代目アトツギ社長=面白い要件が揃っているので、イケる!と思いました。高校生が何かする実際の様子も見れますしね。
伏見さん:そもそも事業が特殊なので、世間に響く話だとも思わなかったんですよね。
元々は高校生からの「コラボ商品を作りたい」と電話(テレアポ)がキッカケで、若者に商売を教えてあげようと、私の中では小さな話のつもりで、まさかPRになるとも思っていなくて…。
それに、既に権限を社員に託していたので、田中さんからヒアリングや提案をされるうちに「そういえば…」と思い出しました。
田中:ただ商品をPRするだけでは難しいですからね。場所×物×業界の特徴と組み合わせて何かないかと、常に考えていました。
ユニコーンリフレクター【交通安全グッズ】

リフレクター=交通安全キーホルダー
周囲が暗く見えにくい夜に存在を知らせる優れもの
画像提供:株式会社フシミ様より
「PRは、おもしろい!」
お客様と強みを見つけるきっかけを渡していきます

田中:大前提、僕達PR支援は考えることは出来ても答えを持っているのはお客さんです。ですから、会話がすごく大事。こちらが仮説で問いかけて見つけていきます。
だからこそ、「高校生との文化祭で共同開発した交通安全キーホルダーを販売する」とキャッチ出来たんです。
伏見さん:おかげさまで、外からの見え方に気付くことが出来たことが大きな収穫でしたね。
商品そのものの宣伝をイメージをしていたので、事業全体で珍しい・変わっていることやっているなど見る角度によって、同じものでも見え方が違うんだと思いました。
田中:交通に関するフシミ様の事業は、商品のアピールよりも社会課題にもっと踏み込む方が意義があるのではと感じたんです。
伏見さんに自社の新たな魅せ方に気付いて頂けて良かったです。
伏見さん:PR、おもしろいですね!