BtoBQS(BtoB Quality System)

営業を増やしても、質は落とさない。

BtoBQS(BtoB Quality System)とは、株式会社スリーグッドが定めた、BtoBの新規開拓営業を6つの基準で管理する品質管理の仕組みです。採用・育成と評価・通話・リスト・追客・改善の6つに分け、すべての案件で同じ基準を運用しています。新しく作った制度ではなく、これまで続けてきた運用を整理したものです。

策定:株式会社スリーグッド 代表取締役 田中祐貴 / 最終更新日:2026年10月14日

目次

なぜ、営業を増やすと質が落ちるのか

新規開拓の量を増やすとき、質が落ちる原因はたいてい人とリストにあります。

  • 人数をそろえるために、採用の基準が下がる
  • 教える側の手が足りなくなり、会話の質が人によってばらつく
  • アポ件数だけで評価されるため、相手の検討状況を確かめないままアポを取る
  • 対象を広げすぎて、商材に合わない相手にも電話をかける
  • 同じリストを何周も回し、接触できる相手が減っていく

BtoBQSは、この一つひとつに基準を設けています。

品質管理の全体像

架電の前後を6つの基準で管理し毎週の改善で戻す流れの図

架電の前に「人」と「リスト」を整え、架電中は「通話」を確かめ、架電の後は「追客」と「改善」で次の週につなげます。成果が悪いときも採用の基準は下げず、育成・トーク・リストを直します。

6つの品質管理基準

営業品質を6つの基準で管理するBtoBQSの図

6つの基準の中身と、お客様が確認できる方法、数字を一覧にしました。

基準中身確認の方法数字・基準値
01 採用品質採用時にロールプレイングを行い、基準を満たした人だけを採用採用時のロールプレイング採用率2割未満
02 育成・評価品質トレーニングシートでスキルを評価し、報酬と連動トレーニングシートアポ件数だけで評価しない
03 通話品質通話録音をもとにディレクターが確認し、指導通話録音(ご希望に応じて共有)全通話を録音
04 リスト品質企業の状態でリストを作り、部署直通番号を付けて周回数を管理リスト別の結果、周回数の記録20万社・150万部署のデータベース
05 追客品質担当者名(バイネーム)の取得と追客の流れをルール化追客ルール担当が替わっても見込みを引き継ぐ
06 改善品質定量と定性のデータからボトルネックを特定し、毎週直す週次レポート、定例MTG毎週の定例と日次の共有

01 採用品質

採用時には必ずロールプレイングを行い、一定以上のスキルを満たした人だけを採用しています。架電スタッフの採用率は2割未満です。採用人数を増やすために基準を下げないことが、品質管理の出発点です。

02 育成・評価品質

トレーニングシートを使ってスタッフのスキルを評価し、スキルと連動した報酬体系にしています。アポイントの件数だけで評価する仕組みではないため、無理なアポイントや、その人にしかできない営業にはなりにくくなっています。

03 通話品質

通話録音をもとに、ディレクターが品質を管理しています。架電スタッフごとの対応のばらつきを把握し、指導につなげます。見るのは架電件数ではなく、お客様との会話の中身です。録音はご希望に応じてお客様にも共有します。

04 リスト品質

営業リストは、消化するものではなく、継続して新規開拓できる状態を保つものとして管理しています。

  • 企業の状態(投資、出店、採用など)でセグメントを設計
  • 20万社・150万部署のデータベースから部署直通番号を付け、受付で止まることを減らす
  • 架電の周回数を記録し、枯渇する時期を予測する
  • 新しいリストを計画的に投入し、新しいターゲットの切り口を探す
  • 断られた相手は、理由と状態に応じて再接触の時期を分ける

05 追客品質

担当者の名前(バイネーム)の取得と、見込みのお客様への追客の流れをルール化しています。担当するスタッフの判断だけに頼らないため、人が入れ替わっても見込みが消えず、商談の機会を続けてつくれます。

06 改善品質

ディレクターが毎週の定例MTGと日々の進捗共有を行います。成果が出ているときだけでなく、数字が悪化したときほど密に連携します。着電率やアポ率などの定量データと、会話の内容や断り理由などの定性データからボトルネックを特定し、対策を打ちます。

BtoBQSで運用した事例

自治体向けAIサービス

社名非公開

キーマン接触後のアポ率 8.3%→27.8%

稼働初週の架電アポ率は1.5%。断り理由から訴求を変え、架電数は増やさずに、つながった相手のアポ率が8.3%から27.8%に上がりました。7週で累計23件の有効商談です。

当てはまる基準 06 改善品質

POS・シフト管理SaaSほか

パーソルホールディングス株式会社

延べ2000件以上のアポ

架電者2名とディレクターの体制で、通話録音をもとにトークを改善。架電アポ率は平均2.1%で、1商材から5サービスへ広がり、6年継続しています。

当てはまる基準 01 採用品質/03 通話品質/06 改善品質

食品サブスクのメディア事業部

オイシックス・ラ・大地株式会社

リスト37件でアポ率20%超

組織図から候補部署を絞り、部署直通の番号で架電。目標2%前後のアポ獲得率に対して20%超を記録し、6か月の支援で6件を受注しました。

当てはまる基準 04 リスト品質

ToCのコールセンターで培った仕組みを、BtoBへ

コールセンターで働く女性たち

スリーグッドは、もともとToC向けのアウトバウンドコールセンターとして事業を始めました。当時から、パサー(最初に電話をかけ、話を聞ける相手を見つける役)・アポインター(関心を確かめて約束を取る役)・クローザー(契約まで進める役)と、スタッフのスキルに応じて段階的にお客様へ対応し、通話録音とディレクターによる品質管理を徹底してきました。

このノウハウをBtoBのアウトバウンド営業に応用したものがBtoBQSです。現在のBtoB案件は、架電スタッフとディレクターの体制で運用しています。

スタッフ個人に依存しにくい理由

採用の基準、評価の基準、通話の確認、追客のルールが、人ではなく仕組みの側にあるからです。特定のスタッフが抜けても、体制を増やしても、同じ基準で運用を続けられます。

ディレクターの役割

オフィスでスタッフと打ち合わせをする様子
  • 通話録音を確認し、スタッフごとに指導する
  • リストの周回数と枯渇の見通しを管理し、次のリストを用意する
  • 断り理由からトークを直す
  • 毎週の定例で、数字と会話の中身をお客様と共有する

週次レポートの例

週次レポートの例(アポ理由・所感と考察・ネクストアクション入り。数字はサンプル)

毎週の定例では、次の項目をまとめたレポートをお渡しします。

  • KPIと前月の結果
  • 稼働実績:稼働時間、架電数、アポイント数、架電アポ率、着電数、着電率、着電アポ率、時間あたりのコール数
  • リスト別の結果:どのリストでどれだけ着電し、アポイントになったか
  • アポ理由:アポイントにつながった相手の状況と、響いた訴求
  • 断り理由と、前回からの変化
  • 所感・考察:数字と会話の中身から読み取れること
  • ネクストアクション:次の週に実行すること(リスト・トーク・架電の時間帯など)

営業代行の品質を見分けるチェックリスト

営業代行を比較するときに確認しておきたい項目です。スリーグッド以外の会社を検討するときにもお使いください。

  • 採用時に、ロールプレイングなどでスタッフのスキルを確かめているか
  • アポの件数だけでなく、会話の中身でスタッフを評価しているか
  • 通話録音を聞けるか。誰が、どのくらいの頻度で確認しているか
  • リストを業種や規模だけでなく、企業の状態まで見て作っているか。周回数を管理しているか
  • 断られた相手や見込み先を、誰がどのルールで追いかけるか
  • 週次の報告に、件数だけでなく断り理由や会話の中身が入っているか

よくある質問

BtoBQSとは何ですか。

株式会社スリーグッドが定めた、BtoBの新規開拓営業の品質管理の仕組みです。採用品質・育成と評価品質・通話品質・リスト品質・追客品質・改善品質の6つの基準で、すべての案件を運用しています。

BtoBQSは、追加料金がかかりますか。

かかりません。すべての案件で同じ基準で運用しています。

通話録音は聞けますか。

はい。ご希望に応じて共有します。

稼働を増やすとき、新しいスタッフの質はどう確かめますか。

採用時のロールプレイングと、稼働後の通話録音の確認で確かめます。基準に達するまではディレクターが指導します。

数字が悪いときは、どう対応しますか。

架電数を増やす前に、断り理由と会話の中身から原因を探し、リスト・トーク・指導のどれを直すかを定例でご提案します。

今の新規開拓の品質に、不安がある方へ

今の営業代行の報告内容やアポイントの質についても、ご相談いただけます。初回のご相談30分は無料です。

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